ヤマハが12月20日、オーストリアの老舗の高級ピアノ・メーカー、ベーゼンドルファー(L. Bosendorfer Klavierfabrik)の買収を正式に発表しましたね。
事前に報道もあったので周知の事実だったかと思いますが、ともすればお金の匂いだけするM&Aの多い中で企業のポリシーを感じる記事でした。
私は音楽はからっきしですが、テニスを幼少のころからやっていたせいで、ヤマハとはラケットやウェアで接点があります。
高級なブランドで父親に買ってもらったヤマハのウェアはお気に入りで大切にしていました。
現在はテニス事業からは撤退してしまいましたが、ヤマハのマークを見ると今でも憧れを感じます。
本題にもどりましょう・・
ベーゼンドルファーは、1828年に設立された名門ピアノブランドメーカー。
スタインウェイやベヒシュタインと並ぶ、名門ブランド。
従業員200人弱の規模で台数ベースで世界最大のヤマハとは比較にならないほど小さいが、老舗名門ブランド力に期待を寄せ、コンサートホールなどの高級ピアノの受注を目指しているようですね。
ヤマハは、ベーゼンドルファーの製造拠点をオーストリアに残すことにしており、売却が決定した用ですね。
この辺りの姿勢が音楽文化の一翼を担うヤマハらしい考え方だと感じました。
M&Aにも品格が必要なんですね。
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